ターゲットマーケティングは時代遅れ?バイロンシャープの“コトラー批判”を紐解きながら“これからの売れるマーケティング”を考察していきます。
「まずはターゲットをしっかり定めて、
コアユーザーを満足させる戦略を作れ!」
STP・4P理論の生みの親、
マーケティングの父コトラーを提唱する
ターゲットマーケティングは
現代において万能ではありません。
それをデータにより実証し、
“誰も知らない11のマーケティング理論”を
発表し、旋風を巻き起こしたのが
オーストラリアのマーケティング研究者、
バイロンシャープです。
本WEBセミナーでは、
2人のマーケティング理論を比較しながら
『これからのマーケティング戦略で注意すべきポイント』を
解説していきます。
マーケティング理論を学ぶとき、必ず出会うのが「ターゲットを明確にしよう」「ペルソナを決めよう」「ポジショニングを固めよう」などの考え方です。まず市場を絞る(セグメント)→顧客ターゲットを選定する(ターゲティング)→その人に売れる商品を作る(ポジショニング)。STP理論と呼ばれるこのマーケティングフレームは、今もあらゆる現場で用いられています。
このSTP理論を開発し、現代のターゲットマーケティングの原型を作ったのが、マーケティングの父と呼ばれるフィリップ・コトラーです。コトラーは『誰が誰に価値を提供するのかを明確にすることが重要である』とし、ターゲットを明確にしたうえで首尾一貫した戦略を取ることの重要さを中心に、様々なマーケティング理論を体系化してきました。
これまで、このターゲットマーケティングの考え方はマーケティング理論の中でも“常識”として考えられていました。しかし、様々なエビデンスによってその常識を覆し、「これまでのマーケティング理論にはエビデンス(科学的根拠)がない。コトラー派はまるで宗教のようだ」とまで語る人物がいます。それがオーストラリアのマーケティングサイエンス教授、バイロン・シャープです。
バイロン・シャープは、ヘビーユーザーとライトユーザーの売上貢献度を分析したうえで、「ビジネスにおいて重要なのは、ターゲットで定められないライトユーザーである」ということを明らかにしました(図の詳細は、WEBセミナーでしっかりと解説しますのでご安心ください^^)
他にも、様々な観点から「ターゲットは定めても意味がない」「むしろいつでも誰にでも販売」できるのが良い戦略だとし、“ターゲットを定めないまったく新しい11のマーケティング戦略”を著書で紹介しました。USJ復活の立役者、森岡毅氏はこの戦略を取り入れ、非常に大きな成果を出しています。
では、もうコトラーのマーケティングは古いのでしょうか? バイロンシャープのマーケティングは、本当にあらゆる場面で万能なのでしょうか? 実は、この2つのマーケティング戦略の違いに、“マーケティング戦略を現場で取り入れ、成果を出す”大事なヒントが隠されているのです。
そこで今回のWEBセミナーでは、2つのマーケティング戦略のそれぞれの詳細と、武器になるポイントを解説しながら、“これから売れるマーケティング戦略”をを立てていくために、欠かせない視点を解説していきます。また、第2部では「こんなとき、どちらのマーケティング戦略を取るべきか?」といったUケーススタディ形式で学びながら、永井ビジネススクールの事例や詳細も合わせてご紹介していきます。
講師は、『100円のコーラを1000円で売る方法』『世界のエリートが学ぶMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』などを代表作にもつ100万部突破のベストセラー作家、【永井孝尚】先生です。
今回の内容も、通常の企業研修で受講するとしたら数十万円単位の予算が必要となる内容を、お時間の許す限り、じっくりお伝えさせていただきます。
1回のみの限定開催です。参加者様限定の特別なご案内もございますので、ぜひお時間をご調整の上、ご参加くださいませ。
このような方におすすめ
- より確実に売れる戦略を立てたい人
- 見込み客の人数を劇的に増やしたい人
- ターゲットマーケティングで成果が出ていない人
- マーケティング力を伸ばしたい人
- 最先端のマーケティング理論を知りたい人
- 世界のエリートの常識を知っておきたい人
- コトラー理論を正しく使いこなしたい人
WEBセミナー内容
【第1部】
- コトラーの戦略策定の4ステップとは?
- 星野リゾートに学ぶSTP+4Pフレーム
- コトラーの理論の落とし穴
- 新常識ライトユーザー戦略の基本
- CEPリンクでブランドを確率する方法
【第2部】
- ケーススタデイで学ぶ“マーケ戦略”の選び方
- コトラーVSバイロンシャープの結論
- MBA戦略を現場の武器にする思考法
- 20の経営・マーケティング戦略とは?
- 利用事例のご紹介
※プログラム内容は変更になる場合があります。予めご了承ください。
詳細
参加費 | 無料 |
配信日時 | 5月22日(水)20:00〜 |
参加方法 | オンライン |
参加申請フォーム
(ご入力のメールアドレスに参加URL等をお送りいたします)
登壇者プロフィール
慶應義塾大学工学部(現・理工学部)を卒業後、日本IBMに入社。マーケティングマネージャーとして事業戦略策定と実施を担当、さらに人材育成責任者として人材育成戦略策定と実施を担当し、同社ソフトウェア事業の成長を支える。
2013年に日本IBMを退社して独立、ウォンツアンドバリュー株式会社を設立して代表取締役に就任。
執筆の傍ら、製造業・サービス業・流通業・金融業・公共団体など幅広い企業や団体を対象に戦略策定支援を行う一方、毎年2000人以上に講演や研修を提供し、マーケティングや経営戦略の面白さを伝え続けている。
さらに「永井経営塾」も主宰。2002年多摩大学大学院MBA修了。2013年多摩大学大学院客員教授を担当。
主な著書にシリーズ60万部『100円のコーラを1000円で売る方法』、9万部『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』(KADOKAWA)、10万部『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』(SB新書)ほか多数。著書は累計100万部を超える。